遠隔【学部ゼミ】 梶谷真司著「考えるとはどういうことか」
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哲学と一般市民との解離,その結果,考えることも遠ざかってしまっている.考えるということがもっと身近で良いのではないか.学校では,「思考力」として考えることが掲げられているけど,本当に「考えて」いるのだろうか. 学部生と筆者の主張を読み解いていきます.
考えるということは,当たり前のように行っていると思っていたけど,そもそも考えるということはどういうことか,そして,自分はその意味で本当に考えているのだろうか.日本の学校は,日本人は?
前回の平田オリザの「わかりあえないことから」の続きとして選んだ本です.本書は,「考える」ということがテーマですが,その中で「対話」も重要な概念となっています.前回の平田のいう「対話」と梶谷のいう「対話」との相違点は?このような問いから「対話」についても考えました. 今回の学習指導要領のキーワード「主体的・対話的で深い学び」ですが,「主体的」とは?,「対話的」とは?そして,「深い学び」とは?ノンストップで動き続ける学校現場において,実践者がそれらについて,じっくり調べたり,考えたりする時間はそうとれるものではありません.ですから,今のうちに書を読み,考える体験を積み重ねて行きたいと思います. 「では,この「哲学対話」を実践するとしたらどんな時にやってみたい?」と学部生に問いました.すると,「全体ゼミでやってみたい」そして,「先生になったら道徳でやってみたい」「学活でも」と実践を想定した声が挙がりました. それでは,まずは直近として実践できる場.
院生と一緒に行う全体ゼミで,「哲学対話」にチャレンジしよう!となりました.
一つ一つの学びが繋がり合って,ゼミがどんどんと楽しくなっています. #読書会 #読書